oversight cybernidead chromatic bladeforce

 
 小説語り、その二ということで。
 昨年12月の新刊、若木未生・作 「LOVE WAY」と、そこから想起する九城の過去話などを語ってみようかと思います。
 グラスハートの好きな方。あるいは、お暇で、なおかつ九城本人に興味のある、という方のみ、以下へどうぞ。

 てことで、まず「LOVE WAY」。

 知らない方は既にその段階で面白くもなんともないと思うし、思いきりネタばれです。
 ここで引き返した方がよいか、と。    →Entrance

 コバルト文庫。グラスハートシリーズの、番外編。初出は、雑誌で97年12月号。
 つまり、最初に読んだのはその時。本屋の店頭で、立ち読み。
 うわ、というか。うげ、というか。 
 なんというか。当時の若木さんにしたら、すごく意外な印象の作品で。痛くて。キツクて。
 すごく気になるけど、まさか雑誌コバルトを買うほど好きじゃなかったし、どうせすぐ文庫に収録されると正直たかを
括っていた。それが、甘かった。
 いっこうに、まったく、文庫に再録されないまま。
 
 98年かな。若木さんの同人誌で、「汚れた絆」というのを某古本屋にて入手。
 
 かなり、激しく、びっくりした。
 何これ、一体どういうこと???という感じで。
 ………激しく、はまった。
「LOVE WAY」を読み直したいと思っても、後の祭り。
 
 んで、それっきりです。
 だって、グラスハート本編なんて一時完結しちゃってたし。
 もちろん、「LOVE WAY」収録されないし。
 んで、グラスハート本編再開はそれなりに嬉しかったけど、そこでオーヴァークローム解散?なんて話題にされてても
実感なんてあるはずもなく。
 そうして。今年の夏(?)のコバルトで、アンダーエデンが出て、でもさすがにハナちゃん視点では悶えることもなく。
むしろ、コバルトの新刊予告に「LOVE WAY」見つけた時の方が比較にならないほど、動揺激しかったです。
 
 んで、去年、12月。発売日、たまたま九城にはものすごく珍しいことに、全休日で。
 昼過ぎに起きて、買いに行って。
 で、読み終わったのは、真夜中でした。

 なんてか。楽しみにしすぎて、緊張というか動揺して、読めないのっ!!
 いやあ、今まで数々はまりものはありましたが。
 楽しみにし過ぎて読めない、というのは人生初めての体験だった気がします。
 もう動揺のあまり、昼間っからうちの宙に三回くらい書き込み行ってましたもんねー。んで、進行報告してたり(苦笑)

 「LOVE WAY」はまあ期待どおりといえば期待どおり、だったんですけど。
 書き下ろしの「LOVE WAY 2」で。

 読み始めて、途中で、やばい絶対これは泣く、と思ったんですけど、予想どおり泣きました。
 マヒロの、「あなたがいることだよ」という『幸せ』のあたりから、本の最後まで、結局断続的に泣いてましたねぇ。

 うん。
 マヒロと桐哉が、世間一般的なBL系でないことは当然なんですけど。
 恋愛、と単純に言ってしまえるような関係より、もうめちゃめちゃこの人達の関係が好き。
 好き、というか。お手上げ、というか、完敗、というか。
 

 桐哉と一緒に行けなかった、マヒロが。
 哀しくて愛しいなぁ、と思う今日この頃です。

 あとあと、桐哉がこんなに「歌う人」だってあんまし思ってなくて、今回の本読んで、すっげえ聴きたい、と思った。
 オーヴァークロームってか、桐哉の歌。あああもう本当に聴いたらきっと絶対はまってるんだろうなぁ、と。



 て、ことで。
 そのまま、九城の思考は、歌というか音楽というか音楽を演ってる人達を、何よりも自分が好きだった時代、に
スライドします。

 もう今から何年も前のこと、になってしまうんですけど。
 すごくすごく好きなバンドがあって、全国どこへでも、とはさすがにいかなかったけど、それでも行ける限り何カ所
でもライブに行って。バカみたいにファンレター書いて、差入れしたり、最前列狙って頑張ったり。
 そういう時代があって。
 結局、そのバンドは、メンバーの一人の脱退を経て、解散したんですけど。
  
 オーヴァークロームの「最後」に、あの頃が重なります。


 彼らの解散から一年くらい、九城は、放心状態ってか、もう何にも夢中にならないんじゃないかな、と思っていた
時期があって。
 まあ、その後PCやネットをするようになって、最遊記で同人戻るようになるんですけど。(苦笑)
 何かを好きになったり、夢中になったりすることはあっても、たぶん、もう二度とあんな風に「音楽を演る人」を
好きになることはないな、と思います。
 そういう、「過去話」と。
 オーヴァークローム話って、何がどう、というわけではないんですけど、重なるんですよねぇ。
 アユミさんとか、ある意味「理想」だったですもん、「薔薇とダイヤモンド」当時。(苦笑)

 同人はねー。楽しいし、幸せだけど、ベクトルが違うなぁ、と。
 
 てなわけで、作品語りともいえない、過去語りでした。


 
 グラスハート本編は、まだ続いてるし、きっとあれはあれでぐらぐらしながら読むんだろうけど。
 オーヴァークロームは、もうないんだなぁ、と思う。
 
 



 余談ですが。
 グラスハートの高岡尚くんと、九城は誕生日が同じです。
 それがどうだ、というわけではないんだけど、なんとなく親近感というか、嬉しいんですよねー。
      

'03.01.26 

 ・おまけ・  「LOVE WAY」 発売日の、「宙」書き込み。  いかに悶えていたかが、自分でも可笑しいです。


好きすぎて読めないってどういうことだよ?
とか思いません?
あんまり嬉しいから、実況中継。
ええと、「LOVE WAY」若木未生・著。GLASS HEARTというシリーズの、番外編。(?)コバルト文庫です。
いや、まだ読み終わってません。
だって、2、3P読むたびに泣いちゃうんだもん。立ち読みじゃないから泣いてもいいんだもん。
で思わず本を投げ出して、他のことを始めて、でも気になって戻ってきて、また2、3Pで投げ出して、ってのを
さっきから繰り返してます。バカです。
「音楽」と「小説」は、九城にとって人生の二大生きてることの幸せで。
GLASS HEARTは、小説を読みながら脳のどこかで音楽が鳴ってる、すごく特別な本で。最初に読み始めた時は
そうでもなかったんだけど、気が付いたらものすごく特別な本になってました。
そして、未だに物書きとしての自分を諦めてないあたしには、こうして他人様の本に泣いて動揺してるのは、
ちょっと悔しいので。
また、頑張ります。
さて。これからお布団に持ち込んで最終章を読みます。
あと一回くらいは確実に泣きそうです。   
 

 

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