何故、彼だったのか、なんて。
そんなことは、跡部自身が、一番知りたかった。
小柄な身体を存分に使う、とても伸びやかなその動きは、好感が持てた。
補欠補欠と言われ続ける中で、無理でも強がりでもなく崩れなかった余裕の笑顔は、
その精神の強靱さを伺わせるのに十分だった。
けれど。
たぶんそんなのは全部きっと後から理由づけられた彼の長所だ。
彼、でなくてはならないことに。
理由なんて、なかった。
ただ。
見ろ、と。
思った。
その目で俺を見ろ。
追ってこい。
ここまで、来い、と。
その、想いの意味を。
他ならぬ彼自身に教えられるたは、ずっと後のことだった。
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サイトでは、ひさびさのせんべです。 でもって、ひさびさに長編のための習作です。 総タイトルはたぶん 〈Capsule Heaven〉 夏に出したコピー本と一緒です。 あのお話と同一軸で、もう少ししっかりまとまって 形になったお話ができないかなぁ、と企み中です。 しばらくはこまめに落書きをあげていきたいと思ってます。 contents