・ぼぉっとしています・
「ふわぁあ」 退屈だ、と。 大きく背伸びと欠伸をした後に、ぽつりとロイが呟いた。 ぷらん、ぷらんと。 いかにも退屈そうに、背中で長くて細くてしなやかな黒い尻尾が揺れている。 そうして。 目の前には、軽く30センチは積み上げられた、書類の山。 (……じゃあ仕事しろよ) 今、ここにいないリザ・ホークアイ中尉を除く、司令室の面々は等しく同じつっこみをいれた。 もちろん、中尉がいれば彼らがつっこみをいれるより早く銃声が鳴り響いていたことだろう。 |
・お好きな行動をおひとつどうぞ・