「ああ楽しかった」
ひとしきり悟空を玩具に遊んで。
それでも、気が付けは、この人は僕の隣にいる。
まるで二人の定位置であるかのように。
││もっとも、実際ジープの上での定位置は、悟浄は悟空の隣だったりするのだ。
……どこにいても見失わない。
最後の居場所。
柔らかなベッドもいらない。
頑丈な屋根も壁もいらない。
たとえば。
悟空の定位置が三蔵のハリセンの真下であるように。
(と言ったら、本人は、とても嫌な顔するだろうけど)
隣を、生きよう。
そう。
想った。
時に、先を越されたり。
時に、一歩遅れたり。
ほんの少し高さの違う目線で。
同じ方角を見ていよう。
他の、どんな言葉でだって語り尽くせない、在り方で。
隣を、生きていこう。
そう。
想った。
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