Tangent

・03・


 金色の光。
 誰よりも清浄で。
 誰よりも強靱な。
 
 憧憬。敬愛。信頼。
 そのどれにも似て。
 どれにも遠い、この想い。
 感情に名付ける言葉なんて知らない。
 ただ。
「お前が死んでも何も変わらない」
「お前が生きて、変わるものもある」
 そんな言葉で。
 この僕に新しい生命を、くれた人。
 
「猪八戒」
 そう、名前を呼んで。
 
 この生を、くれた人。
 
 木々が、その生命の糧として太陽を求めてやまないように。
 この金色の光を求めてやまない。
 そう心に刻まれて、始まった、この生命だから。
 
 求めて、やまない。
 希って。
 やまない。

     

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