口づけは、嫌い。 ...というより、触れられること自体、嫌いで。 他人の思い通りになんて、決してならない奴。 その彼が、自分の腕に抱かれること自体、本来なら限りなく明白意志表示である、と思う。 なのに。 真意が、見えない。 如何せん要領が違いすぎる。 やりにくいんだよなあ。まったく。 乱れた寝台の上。 二人、違うところを見ながら。 背中合わせに、煙草ふかしてる。 そんな、関係。