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決して。
手の届かない、紫闇の瞳。
むかついたり。
苛立ったり。
くそっ腹立てたり。
見惚れたり。
救われたり。
切望したり。
もし。
もしも、この瞳に出逢うことがなければ?
答えは簡単だ。
猪八戒はこの世に存在せず、自分は馬鹿みたいな拘りひきずって、いつまでも、そのまま。
それが、悪あがきだとさえ、知らないままで。
何も変わらないまま。
何も始まらないまま。
だから。もしも、なんて仮定しない。
例え。
二人ながらに出逢ってしまったこと。
それが、どんなに新しい痛みの始まりだったとしても。
まだ。
この手を、伸ばし続ける。
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